ami.nakahara

It is no use crying over split TTY driver.

 一関→気仙沼→水沢

6時過ぎに出て、大井町行き急行。二子玉川で乗り換えて、渋谷。6:53の湘南新宿ラインで大宮。ベッカーズでクロワッサン+ソーセージ。はやてで一関まで。眠って起きてトンネルが多くなる前にメールを読む。一関に着いてすぐ宿に荷物を預けて、駅に戻って、気仙沼行きに乗る。山あいを抜けていく。石灰をけずっている山を見る。気仙沼駅前でレンタサイクルを借りて、市役所のほうに向かう。ストリートビューで何度もなぞっているので自動操縦で進む。ミュージッククラブ&真空管あたりにくると、PhilcoとかRCA真空管箱のカラーコピーがはってある柱がある。電話をかけてみると、今は営業していないとのこと。坂をもっとおりて、港の方に降りていく。海は青く、漁船に大漁旗がなびいている。男山のビルの1階がない。ビルの下半分がけずれている。もう少し進むと、復興屋台村がある。まぐろ丼大がおいしい。南気仙沼のほうに進んでみる。本やがあるので、近づいてみると枠組みだけで何もない。急に視界がひろがると、まわりは何もない。海鳥とカラスがゆっくり群れを作っている。バスだったものが固まって置いてある。枠組みだけになった写真店に、ペットボトルにはいった花がいけてある。花はまだ新しい。あたりの地面に、VHSテープの中身だけが散らばっている。自転車を降りて少し歩いてみる。ポートが打ち上げられている。ボートの名前はAppleIIだった。地面をよく見ると、レンタルらしきDVDだったものや、漫画の単行本だったものが打ち上げられている。誰かが読んだ跡がある。PHSだった何かが落ちている。掛け時計の破片。何かの記念に作られた石碑だけそのままの状態で残っている。ほこりっぽい空気と、漁港の匂いを増幅したような匂い。見渡す限り何もないけれど、近づいて地面を見ると、生活のかけらが残っている。一本だけ舗装された道路をダンプカーだけが次々と走っていく。駅に戻る途中で、別の復興屋台村がある。気仙沼の昔の写真を集めているコーナーがあって、熱心に見入っている人たちがいる。駅前でレンタサイクルを返すときに、復興シールを一枚買う。14時の快速で一関に戻る。少し時間があるので、会場周辺の下見をして、盛岡行きに乗る。水沢で降りて、線路沿いを歩いてハードオフを見る。川が流れていて、落ち着いたいい街並みなので、少し歩いてみる。後藤新平記念館から奥州市役所経由で日高神社。石畳の参道を歩いて戻る。駅前のアーケードは閉まっているところが多い。ハードオフのあった側の郊外型店舗に人が流れているのか。駅のまわりを歩き回ってみる。一関行きで戻る。チェックインして、いわて蔵まで歩いてみるとレストランがもう終わっている。おそばやさんももう終わっている。三彩館で康と地主町と有壁の隠し酒。ひとくち餅膳。ローソンに寄って戻る。