ami.nakahara

It is no use crying over split TTY driver.

小林孝亘展-終わらない夏

http://www.mmat.jp

目黒区美術館に入る手前に、被爆二世柿の木を見つける。
1階でアイスコーヒーを飲む。暑い。
飲みながらアンダーグラウンド―都市の...をながめる。気難しそうな人たちが、ギャラリーから送られてきた案内はがきを机の上に積み上げて、眉間にしわを寄せている。

2階。天井から差し込んでくる光と、作品の中の空から差し込んでくる光の区別がつかない。
短い死。眠る人。眠ったような人。ほんとに死んでいる人。眠っている父親を起こしにいったら、指を組んで胸の上に置いていた。風呂場で水鉄砲をやるときと同じように。眠っている人は死んでいるようだ。「呼吸が止まってることに自分で気がつかないの?よく止まってるよ?」そんなこと言われても困る。

外に出る。やっぱり暑い。数人のおばさまたちが展示スペースと作品の数のバランスについて話をしている。

目黒から山手線に乗る。田町で快速に乗り換えて秋葉原に。秋葉原で地下にもぐって、北千住に。北千住できつねそばを3分で食べる。おばちゃんの店員たちが話をしている。「あんたのために水をくんできてあげたよ。」
もっと遠くに行くのかと思ったら、戻らないといけなかった。ホームを登って逆方向の電車に乗り込む。鐘が淵とかいう駅を通ると、そばにカネボウの工場のようなものがある。カネボウの鐘って地名だったの?工場城下町のような風景に見えるのは何かバイアスがかかっている。浅草23:55発の電車で尾瀬にいけると書いてある広告を見る。