ami.nakahara

It is no use crying over split TTY driver.

藤ヶ丘→栄→丸の内→名駅

起きてすぐGECのKT88だけ差して、ヒーターだけつけておく。2時間くらいエージングして、整流管を差してB電圧を加えてみる。2本ともちゃんと生きていて、音もきれいに出る。この球も中学生くらいのころ、大須オーディオ専科で、マッキントッシュから抜いたのを一本500円くらいで譲ってもらったものだ。そのまましばらく聞く。藤ヶ丘駅から地下鉄で栄へ。オアシス21を通って、愛知芸術文化センターへ。地下の集合スペースに、いろいろ案内が置いてある。地下のアートスペースXで、TEAM*CAMPAGNEグループ展。愛知産業大学の人たちのグループ展。8階に上がって、名古屋造形芸術大学の学部生の卒展。1フロア全部で規模が大きい。ちょうどGALS展で見た作品の次の作品の講評があるので聞く。反戦メッセージを伝えようとするアニメーション。柳幸典のようなことを、奈良タッチのアニメーションで伝えようと。意図はわかる。いい目をしている。技術もある。紋切り調の主張をどう伝えたらいいのか。「戦争に行ったことがないわけだから、戦争に行ったことない同士で、何をどう伝えるのか。」「反戦運動をやったわけないわけだから、云々」もうちょっとましなコメントをしてやればいいのにと思うのはなぜだろう。じゃあ自分ならどう言う。この人にどこに行けというのか。「技術的には面白いところもあるが、アニメーションを専門でやっている人にはかなわない云々」「一人殺すと殺人だけれども、戦争ではたくさん殺すと英雄になるっていったのは誰だったっけな云々」戦争はなぜしてはいけないのだろう。なぜ人を殺してはいけないのか楽しみのため人を殺し自由を奪うことと、戦争を起こすことの間には動機の差がある。作品としてまとめようとすること。本当の目的が反戦メッセージにひきづられているのが問題なのか。「あらゆる死は理由を問わず暴力である」。問題ってなんだ。経済活動の一環として戦争を意図的に起こすことか。自分ならこの作品をどうするだろう。紋切り型メッセージにつきものの募金箱を横に置いて、「この募金の収益はすべて僕自身のために使います」とでも書くか。でも、それはこの人がやりたいことじゃない。突き抜けるような何かが足りないと思うのは黒い太陽のせいか。水を替えていない金魚の水槽のイメージ。中部大学の写真展を見る。何を写そうとしているのかよくわからないように感じるのはなぜだろう。第68回大潮展を見る。700円もする。具象の絵を見る。写真から具象へ。この人たちは何を書こうとしているんだろう。その先のものが見えてこない。見せる必要があるのかどうかもよくわからない。中京大学書道部卒業展を見る。名古屋弁で喋ってもいいだがやみたいな言葉が書いてあるのを見る。大きな島のような身内意識は、いったん中に入り込んでしまえば心地よいのだけれど。久屋大通東急ハンズで小物を買う。ハンズのエスカレータを上がりながら、スパイラルで見た西山美なコのバラを思い出す。地下鉄に降りるところで、クラッシュのトミーガンのイントロをぱくって曲の終わりに使っている日本のバンドの曲を聞き流す。桜通線のホームで、てんむすとしぐれおにぎりとひつまぶしおにぎり。おにぎりなのです。フルーツバスケットで呼ばれない。丸の内で降りて、ギャラリーコヅカで弐千五年睦月展。清野祥一展。セラーに上がってUTAN”勝手にしやがれ”。同じモチーフでも立体にするとはっきりわかってとてもいい感じだ。立方体の会場の外まで突き抜ける外枠を見て、ほっとする。桜通線名駅へ。ソフマップPSPを買う。例会。ペルソナを動かす。で、琉の扇。藤ヶ丘に戻ると、松坂屋ストアがまだやっているので、ギネスとギネスビターとOBビールを買う。白樺書房マニア館のようなものが、名鉄旅行のところに移転して一つにまとまると書いてある。ヤマナカで買い物。Dynacoのプレート電流が流れないEL34をエージングしはじめる。あんかけチャーハンを見て少し眠る。