ami.nakahara

It is no use crying over split TTY driver.

高津→幡ヶ谷→阿佐ヶ谷→中野→東中野

高津で★本を返す。唯でブレンド。西原で探していたリヒテルを見つける。藤平でラーメン。夜、中野行きじゃなくて阿佐ヶ谷行きが来るけれど、そのまま乗る。西瓜糖で番長連合を読む。腹に鉄板。請川泰隆展を見る。中野に。ジャズ体系のCDは12枚組で、係員の人と顔を見合わせてでかいねーという。中野駅に戻らずにそのまま東中野まで路地を抜けて歩いてみる。東中野の本屋がなくなっている。動物堂があったところにいってみようかと思うけど面倒になって大江戸線に乗る。すいている。荷物を降ろすと、2歳くらいの小動物が座席を歩きながら接近してきて、隣に座る。「わんわん?[Y/N]?」と聞かれる。同じ列の一番離れたところに座っている母親のところにThe dogsだっけかの遠近法を無視した鼻のでかいビーグルの布人形がある。これのことか。あれは犬だろう。目を見てうなずいて彼に同意する。天井近くを指差して、「わんわん?[Y/N]?」と聞かれる。何のことだろう。小田急の広告に白熊のイラストが載っている。これのことか。これも犬かもしれない。目を見てうなずいて同意する。どうして目が目であることをお互い知っているんだろう。我が意を得たりという表情をしながら、母親の方によたよた歩いていく。酔っ払いのように。母親にこれまでのあらすじを報告する。母親はああそうですかという感じで文庫本を見ている。よくあることらしい。また隣まで歩いてきて隣に座る。何事かを考えて、時々こちらを見る。何かをいいたそうなんだけど何かを考えている。しばらくすると母親の元によたよた歩いて戻って、布製の犬をどんどんふんづける。口元のよだれを拭いてもらう。飽きるとこちらに歩いてきて隣に座って何かを見ている。緑色のチョッキの背中に、P.O.Mと書いてある。そういうブランドがあるんだろうか。大きさが6倍くらいになるとヨーロッパで寝台特急に乗ったりするんだろうか。代々木で母子とも降りる。ばいばいしなさいと促されると、ばいばいと手を振っている。リナレスみたいだ。ああいう小動物ががちゃぽんでごろごろ出てくると面白いなと思う。大きくなると番長連合みたいに腹に鉄板仕込んだりするんだろうか。手に負えなくて公園に捨てると野生番長に育つんだろうか。