あからさまな席取りをする人々を横目で見る。本人たちはとても楽しそうなのに、ひどく醜悪に見えるのはなぜだろう。
イベント自体は楽しめた。本編の映像シーンを使って、会場で公開アテレコ。
本編と同じ役だったり、役柄を交代したり、抽選で演ずる役柄を選んだりして、何が起きているのかを解体していく。
役柄を交代しても自然に聞こえる場合と、明らかに違和感がある場合があり、違いが面白い。伊藤美紀は即興で会場の雰囲気を読みつつ、場面場面に応じたアドリブを限られた時間内にどんどん入れてゆく。池澤春菜が由乃なのか、由乃が池澤春菜という職業を演じているのかわからなくなる。黄薔薇姉妹は紅薔薇姉妹の役を演じても違和感がなく聞こえる。白薔薇姉妹は手首にロザリオを巻き、服の色からヒールまで全身白で揃えていて、きれいだ。